その問いの先には、必ずあなたの答えがある

人生の転機に立った時、私たちはふと立ち止まって、自分の人生について考えることがありますよね。
そのとき、多くの人が「苦しい人生よりも、楽しくて幸せを感じられる人生がいい」と願うのではないでしょうか。
けれども現実には、望んでいないのに辛い出来事や、「どうしてこんなことが起きるの?」と感じるような体験が訪れることがあります。
いくら内観を深め、自分の波動を整えていても、それでもなお避けられないような状況に出会うことはあります。
今回ご縁あってこの記事を読んでくださっている方の中には、今まさに人生の転機、ターニングポイントにいる方も多いのではないでしょうか。
これまでとは違う環境、人間関係の変化に戸惑ったり、価値観が合わなくなった相手との関係性に悩んだり……。
一人ではどうにもできないような苦しみの中で、「これから私はどうすればいいんだろう」と迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
私自身も、2024年という一年の中で、大きな試練を経験しました。
母の闘病生活に寄り添う日々。
半年間、できることはすべてやったつもりでしたが、それでも「してあげられなかったこと」の方が多く、やるせなさや苦しさに心が押しつぶされそうになる時間もありました。
特に、自分の力ではどうにもできない状況・・・それは本当に苦しいものです。
けれど、そんな時でも心のどこかで「もうすぐこの状況から抜け出せるかもしれない」「何かが変わるかもしれない」と、小さな希望を抱いて、私たちは生きています。
そう思うと、本当にみんなよく頑張っているし、この地球で生きているだけでもう十分立派なんですよね。
辛いステージから抜ける前に訪れる3つのサイン
ここからは、「辛いステージ」から抜け出す前兆として表れるサインを、3つご紹介します。
今のあなたにも当てはまるものがあるかもしれません。
1,エンジェルナンバーや心に響く言葉を見るようになる
これはスピリチュアルな世界ではよく知られているサインです。
例えば、何度も同じ数字を目にするようになったり、自分にとって特別な意味を持つ数字(誕生日など)が目につくようになったりする時期があります。
これは宇宙や高次の存在から、「もうすぐ変化が訪れますよ」「安心してくださいね」というメッセージが送られているサインとも言えます。
また、数字だけでなく、人からかけられた言葉や本で目にしたフレーズなど、「今の自分にぴったりだ」と感じる言葉との出会いも同様です。
2,「ここまでもう十分やった」と、心から思える
「もう限界」「頑張るのに疲れた」 そんな風に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
実はその状態こそが、無意識のうちに「手放し」が起きているサインなのです。
つまり、「古いやり方」や「もう合わなくなった価値観」を手放す準備が整ってきているということ。
「ここまで十分頑張った」と、自分に対して納得できたとき――それはまさに、新しいステージへの扉が開かれる瞬間でもあります。
これからは、「努力し続ければ報われる」という考え方だけでなく、「流れに身をゆだねてもいい」という新しい選択肢も許される時代です。
頑張ることも、ゆだねることも、どちらを選んでも良いのです。
ただ「自分がどんな在り方を選ぶかは、自分自身で決めると自覚しておくこと」が大切です。
3, 「本当はどうしたい?」と、自分に問いかけ始める
これは、自分自身に対して「自由に選択していいんだよ」と許可を与えたサインです。
「こうあるべき」「我慢しなきゃ」という思考から抜け出し、「私、本当はどうしたい?」「どうなっていたら幸せ?」と自問するようになるとき――それは意識のベクトルが外側から内側へ向いた証拠です。
この問いかけは、自分の魂とつながろうとする大切なステップでもあります。
そして、「幸せになってもいい」「もっと楽に生きてもいい」と、自分自身に許可を与えることで、新しい現実への扉が開いていきます。
その問いの先には、必ずあなたらしい答えがある
自分を信じて進むために ここまでお話ししてきた3つのサインは、とても感覚的なものかもしれません。
でも、その感覚こそが「魂の声」であり、本当の自分からのメッセージなんですね。
たとえば今、あなたがこの記事を読んでいる時間は「外側」の世界との接点ですが、ここで紹介したサインを通して、「自分の内側」に意識を向けてみてください。
「私はどうしたい?」「何を手放して、何を選びたい?」 その問いの先には、必ずあなたらしい答えがあります。
そしてその答えこそが、新しいステージへの道しるべとなってくれるでしょう。
辛い時期は、いつまでも続くものではありません。
気づいた時にはもう、新しい景色が見えている――そんな変化があなたにもきっと訪れるはずです。